ここのバラ苑がテレビで紹介されていたのがたまたま目に入り、ネットで調べてみました。場所は向ケ丘遊園。その昔、子供がまだ小さかった頃に何度か行ったことがあります。遊園地はもう閉鎖されてしまいましたが、バラ苑が春と秋に開園するというので、久しぶりに行ってみることにしました。駅から徒歩でバラ園まで約15分。でもその歩道にもバラの植栽が続き、目を楽しませてくれます。
到着したバラ苑は、緑に囲まれた西洋庭園。かなりの広さがあります。最初は、バラ苑を見てから生田緑地と岡本太郎美術館に行こうと思ってましたが、そのプランは早々に放棄し、バラ苑に専念することにしました。それでもゆっくり見て回っていたら最後は時間が足らず、閉園時間のアナウンスに急かされて駆け足で回ることに。
青いバラはないかなと思って探したら、ありました。その名もブルームーン。さすがに真っ青とはいきませんが、青みがかったバラというのはなんだかミステリアスな存在です。
バラの優雅さはやはり貴婦人に喩えられるのがふさわしい。いや、優雅な貴婦人はバラに喩えられるのがふさわしい、というべきですね。伯爵の奥方や令嬢に捧げられたと思しきネーミングのバラがたくさんありました。それぞれが華麗、清楚、重厚、可憐、豪華。きっと、その人のイメージにぴったり重なるように、品種改良が重ねられたのでしょう。下のバラは「カトリーヌ・ドゥヌープ」。
日本で作られたバラもあるようです。下のバラの名前は金閣。なるほど、黄金のような光沢感のある黄色に、直線的に重ねられた花弁が金閣寺の佇まいを彷彿とさせます。
バラの品種が多いのは知っていましたが、ここまで多くの品種を見られるバラ苑はそうそうないのではないでしょうか。大満足の一日でした。
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